6月14日の「ヒルナンデス!」で、『大ヨコヤマスリーピング!』と題して、寝苦しい梅雨も夏もグッスリ眠るための正しい快眠法が紹介。
夜の睡眠によって、昼間どう生き生き過ごせるかが決まる。
解説してくれたのは、快眠セラピストの三橋美穂さん。
睡眠に関して不満に感じること
多くの人が悩んでいる、睡眠に関して不満に感じることは
・寝ても疲れがとれない
・何度か目が覚める
・朝すっきりと起きられない
・なかなか寝付けない
快眠度チェック
自分の睡眠は質のいいものになっているのか?
普段から快眠できているかを、次の10項目でチェック。
・帰宅後はドアや窓を開け換気している
・夏でもパジャマは長ズボン
・お風呂は就寝の1時間以上前に済ませている
・寝る前にコップ1杯の水を飲んでいる
・真夏に寝る時はエアコンを使う
・シーツや敷きパッドは季節に合わせて変えている
・寝つく時は仰向け
・起床のアラームはスマートフォンを使っている
・一晩中枕の上に頭がある
・よく昼寝をする
〇の数が多いほど快眠できていて、バツが多いほどよく眠れていないと考えられる。
今日からでも実践できる快眠法
帰宅後は換気
梅雨の時季は、換気するとかえってジメジメした空気が入ってきそうだが、空気を循環させるのが大事。
淀んだ空気を入れ替えるという意味でも、短時間でもいいから、窓開けっ放しにして空気を入れ替えると良い。
夏でもパジャマは長ズボン
半ズボンで寝るとふくらはぎが冷えて、明け方体温が下がったときに足がつりやすい。
夏は睡眠中に汗をかく量も増えるため、水分不足が重なり最悪の状態。パジャマを長ズボンに変えるだけで足がつる可能性が低くなる。
お風呂は就寝の1時間以上前に済ませる
眠りにつくときは、脳や体を休ませるため体温は低下。
それに伴って、体は休息状態となり眠気が訪れる。
お風呂につかり体を温めた後、上がった深部体温を下げるまでに1時間以上かかると言われているため、入浴は就寝の1時間以上前に済ませるのが良い。
お湯の温度は夏は少しぬるめの38度から40度がオススメ。熱いお湯につかってしまうと、脳を刺激して目覚めてしまい、快眠の妨げになることも。
シャワーなら短時間で体温は下がるが、一番良いのは浴槽に入って少し体温を上げてストンと下げるのが、睡眠のためには良い。
寝る前にコップ1杯の水を飲む
睡眠中に、人はコップ1杯分ほどの汗をかく。
睡眠中の乾燥を防ぐためにも、水分は大事。
お茶の場合は、カフェインが含まれていない麦茶がおすすめ。
飲むならお酒ではなくノンアルコールビール
お酒は寝つきは良くなるが、アルコールが分解されると交感神経が刺激されて目が覚めてしまう。
ノンアルコールビールはアルコールがないので、睡眠を妨げる要素がない。
原料の麦芽に含まれるGABA(ギャバ)というアミノ酸の一種にリラックス作用があり、寝つきがよくなり翌日の爽快感が高いとも。
真夏に寝るときはエアコンをつける
真夏の都市部のマンションなどは、壁に熱が溜まってしまう。
我慢せずにエアコンはつけたほうが良い。
暑くなり始めの時季は、タイマーを使って体を冷やしすぎないようにする。
熱帯夜の日は、睡眠中の熱中症を予防するため、28℃以上にならないよう一晩中エアコンをつける。
シーツや敷きパッドは季節に合わせて変える
敷きパッドを通気性の高いものに変えるだけで、快適に眠れるようになる。
空気が多る立体構造のものや、麻パッド、竹パッドがあるが、決して安くはない。
百均のシーグラスマットを利用
背中(の下)に熱をこもらせないために、百円ショップなどで買える、シーグラスマットで通気性を良くする。
シーグラスマットは、水草で粗く編んで作った通気性のよいマットで、一般には玄関マットやバスマットとして使われる。
これを背中の下に横向きに敷く。
縦に置くと、肩にマットが当たってしまい、違和感となる。
実際につかうときは、シーグラスマットの上からシーツをかけてOK。