「あさイチ」の性ホルモンの特集第3弾「性ホルモンと脳の関係」で、セロトニンアップ術が紹介。
急激に性ホルモン量が上昇する反抗期のお子さんへの対策として放送されたが、セロトニンを増やすのは更年期の男女にも、それ以外の人にも有益なはず。
朝日をあびるといった非常によく聞くものから、初めて耳にすることまであったので、こちらでも確認しておこう。
解説してくれたのは、文教大学の成田奈緒子教授。
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セロトニンが不安やイラつきを抑えてくれる
セロトニンは神経伝達物質のひとつ。脳の神経細胞の間で受け渡され、情報を伝えている。
セロトニンがたくさんできれば、不安になったりイラッとしても、それを抑えてくれる働きがある。
1.朝日を浴びる
目のなかに太陽の光が入ってくるシチュエーションを意図的につくると、セロトニンの量が倍~3倍増するという。
2.夜たっぷり寝る
小学校6年生の場合は、9時間の夜間の連続した睡眠をとることが目標。
夜9時までに寝て朝6時までに起きるという。
夜早く寝るのはいろんなストレスがかかってしまうので、まず朝一定時刻に目を覚まして、できれば太陽の光を浴びるように外に出て体を動かすということをちょっとがんばってやってみるのが、成田先生のおすすめ。
昼寝をできるだけしないで、眠くなったら寝てしまう。
3.リズミカルな運動
リズミカルに筋肉を動かしているときに、セロトニンは分泌される。
4.セロトニンアップの食生活
セロトニンはたんぱく質からできていて、さらに、ビタミンやミネラルをたくさん必要とする。
どうしても時間のない朝は、バナナがおすすめという。
5.接し方を見直す
暴言に暴言で返してしまうと、セロトニンが減少してしまう。
「(子どもが)攻撃的になるのは当たり前だ」「思春期というのはそういうものだ」と思って、相手の言っていることを真に受けない。
更年期同士の夫婦の場合も、面と向かうとけんかになってしまうので、犬を飼う。
犬を飼うと、犬を間にして、朝日をあびながら散歩に行く。
子どもの習い事の送り迎え事と同様に、面と向かわずに同じ方向を見て話しができる。
6.ガムを噛む
朝日を浴びている時間にガムを噛む。
噛む筋肉の咬筋は、セロトニン神経が脳から支配しているので、それだけで脳が刺激されるという。
更年期のご主人に対して、博多大吉さんが、「カーテンを開けてこそっと朝日を浴びさせる」と良いみたいコメントしていたが、朝のコンディション調整にタイマー付きライト「インティ4」とかであれば、食卓に置くだけで朝日と同じような光を浴びることができる。
不登校のお子さん対策として購入される人も多いという。
朝日を浴びるのが大切なのはいつも力説されるが、朝日が難しい場合はこんな選択肢もあるかも。
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