7月2日放送のTBS系テレビ「ジョブチューン」は、医者ぶっちゃスペシャル。
「すべての疲労は脳が原因」の著者である、疲労専門医の梶本修身先生によると、寝ても寝ても疲れが取れない人に一番おすすめな睡眠法は、リュックを背負って寝ること。
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寝ても疲れが取れない最大原因はイビキ
寝ても寝ても疲れが取れない人の一番大きな原因はイビキ。それが悪化すると、睡眠時無呼吸とか死亡に至るケースもある。
イビキが軽い人は、タオルをぎっしり入れたリュックを背負って寝る。
そうすると仰向けで眠れない。横向くとイビキが減る。
横向いて寝ることによって、イビキが減って睡眠の質が上がる。
イビキは細いストローで風船を膨らませているようなもの
イビキをかくと気道が狭くなって、肺にものすごい負担をかける。
寝ている間に、細いストローで6時間であれば4千回以上、肺を大きくしたり小さくしたり、風船を膨らませるのと同じことをやっている。
その結果、疲れが全然取れないといことが起こってしまう。
リュック以外に、ウェストポーチなどで横向きになる工夫を
リュックだと、どうしても肩が気になったり違和感がある人は、ウエストポーチにテニスボールを入れて、テニスボールが後ろになるように腰に巻く。
仰向けに寝たら厳しい感じを作ると自然に横向きになるので、他にも工夫次第でよい方法がみつかりそう。
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寝汗をかかない
他にも寝るときに気をつけたほうが良いこととして、梶本先生が教えてくれたのは、寝汗をかかないこと。
眠っている間に寝汗をかいていると、それだけ脳が一生懸命命令して汗をかこうとしている。脳が休んでいないので、夏バテの原因になってしまうのだと。
エアコンを25~26℃に設定して朝までつけっぱなしにして、もったいないが、少し窓をあけておく。
そうすると、外から自然のそよ風が入ってきて、温度や湿度が多少ゆらぐことにより睡眠の質が上がる。
夏バテ防止に、サングラス、鶏の胸肉、マグロ、カツオ、甘酒
睡眠以外の夏バテ防止策としては、紫外線対策。
紫外線が目に入ると、体中で活性酸素が発生して、体が戦闘態勢みたんあ体勢になり、その結果疲れる。
UVカットのサングラスをかけると、夏バテ防止にもなる。
食べ物は、疲労回復に効果的なイミダペプチドが多く含まれる、鶏の胸肉、マグロやカツオといった回遊魚がおすすめ。
飲み物は、夏の季語にもなっている甘酒がおすすめ。体内では作れないアミノ酸がバランスよく含まれていて、江戸時代には夏バテの予防として飲まれていたそう。
イビキがひどい場合はお医者さんにかかるべきですが、イビキがなくても横向きで気道をひろくして寝ると疲れもとれてよさそう。
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