9月8日の「ごごナマ」の「助けて!きわめびと」で、なかなか治らないこじれた肩こりの対処法として、整形外科医の山田朱織先生が玄関マットを使ったマイ枕を紹介してくれた。
肩こりの患者さんのために作った枕はなんと10万個。
山田先生によると、寝ているときが絶好の治療のタイミング。頑固な肩こりでも、7割は枕で治療できるという。
焼き鳥のようにクルクル回れる枕を
焼き鳥は串を中心にコロコロ回転できるが、人間も背骨を中心に回転できれば寝返りがしやすくなる。
寝返りができると、筋肉の緊張が取れて血流がよくなる。
また、日中の歩きスマホや猫背などで曲がった背骨が、寝返りによってきれいにまっすぐになる。
ふわふわの枕や肩まで乗る枕、あるいは枕なしの状態などでは、背骨が曲がってしまって寝返りがしにくい。
寝返りのしやすさチェック
両手をクロスして鎖骨にあて、ひざをたてて寝返りを打ってみる。
寝返りができても、頭が先に回転してあとから腰が追い付いてきたり、逆に腰が先に回転して頭があとからついていったりするのは、よい寝返りではない。
玄関マットマイ枕の作りかた
用意する玄関マットは、横60センチ縦90センチの、表面の毛足が短く裏地の硬いもの。
大判のタオルケットも毛足の硬いものを用意する。
(1)玄関マットを蛇腹織りの3つ折りにする
これが枕の土台になる。
(2)タオルケットの角をきっちりあわせて、縦横に1回ずつ二つ織りにしたら、蛇腹織りにする
(3)玄関マットの上に、タオルケットをのせる
玄関マットの上のタオルケットは、1枚ずつめくることで約2ミリずつの高さ調整ができる。
体格が大きいときは、タオルを何枚か重ねる。
自分に合う高さを決める
用意できた枕を実際にしてみて、上向きでも横向きでも寝返りでもたった一つ自分の体に合う高さを決める。
(1)仰向けになって、呼吸がしやすい高さを探して、タオルをめくったり重ねたりする
(2)両手をクロスして鎖骨にあて、ひざを立てて、ゴロっと横向きになる
重要なのは、おでこから、鼻、あごまでが一直線になること。
高いと、顔面への圧迫感があるよう。
(3)最後に、左右に寝返りを売ってみて確認する
肩と骨盤が一緒に動くと、焼き鳥とおなじようにスムーズに回転ができ、自然な寝返りがしやすい。
オーダーメイド枕を作ってほしいという藤井隆さんに対して山田先生が「ありまーす」と手を上げていたが、関東地方にお住まいの方であれば例えばまくらるからチケットを買って購入できるよう。
山田枕さんは関東以外では購入できるかわからないが、まくらるではいろんなオーダーメイド枕業者を仲介しているようなので、関東以外でもオーダーメイド枕がほしいというかたはご参考まで。
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